主婦にぴったり!ファイナンシャルプランナーの資格をおすすめする理由
家計をやりくりする主婦のみなさんにはFP資格がおすすめ!
主婦になってから「何かを学びたいなぁ」と思われている人はいらっしゃいませんか。そういった場合は資格の取得を目指してみるのもいいかもしれません。
数ある資格の中でもおすすめできる資格が、毎年15万人以上が受験する「ファイナンシャルプランナー(以下FP)」です。
とくに主婦は、毎日の家計をやりくりするので「お金の知識」が必要不可欠ですよね。
このページでは、FP資格を主婦におすすめする理由と、FP資格の内容・難易度などについて解説していきます。
FP資格は家計を担う主婦にこそほしい資格
FPは、相談者のライフスタイルや経済環境を踏まえて、資産・家族構成・負債・保険などのいろいろなデータを集めて分析し「それぞれにあった資金計画や、お金に関するアドバイスをする職業」です。
言うなれば「家計の総合アドバイザー」ですね。FP資格を取得すれば人の家計だけではなく、もちろん自分の家計にも応用ができます。
主婦の中には、下記のような思いをもつ人は多いのではないでしょうか。
- お金の知識が少ないから、全般的に知識をつけたい
- 家計のために色々な制度を知りたい
- 将来に向けて具体的なライフプランを自分でたてたい
FPの資格を取ると、このような悩みが解決する可能性があります。つまり、家計を担う主婦にこそほしい資格ともいえるのです。
主婦にFP資格をおすすめする3つの理由
主婦の人にFP資格をおすすめする「4つの大きな理由」を解説していきます!
(1)家計についての知識がつくというメリットがある!
まずは先ほども触れましたが、家計についての知識がつくといったところが一番大きいです。
FP資格を取ると主に下のような知識に強くなっていきます。
- ライフプランニング・資金計画について
- 年金や社会保険制度について
- 投資商品のしくみや資産運用方法
- 税制のしくみや控除について
- 保険の考え方やしくみ
- 住宅ローンの借り方・借り換えについて
- 遺産相続や贈与
たくさんありますね。知っているようで知らないものも多いのではないでしょうか。
特に「自分が家計を任されている」という人であれば、知らない部分はできる限りなくしておきたいものですよね。
FPの資格は、お金に関する幅広い知識を得ることができ、家計に活かせることから主婦にぴったりの資格といえます。
(2)試験難易度が低い方なので、頑張れば取得できる!
FPの資格は、数ある資格の中でも難易度は中〜低といったところです。中でもFP3級は合格率が7〜8割ほどあり、合格率の高い資格としても知られています。
ある程度の勉強時間さえあれば合格がみえる難易度なので、挑戦しやすい資格ともいえるでしょう。
また、そのほかの資格取得の弾みにもなるので、手始めの資格取得としてもおすすめできます。
(3)履歴書にかけるので再就職や活かせる
FP資格は国家資格なので履歴書の資格欄に書けますし、とくに金融・保険・不動産業界で評価がされやすい資格です。
中でもFP2級、AFP、CFPなどを取得できていると「この人はやる気があるな」と判断されやすいでしょう。
FP3級はその難易度の低さから、合格しても評価がされにくいものの「なぜ受験したのか」、「どういったところを目指しているのか」などの姿勢をアピールできる足がかりになるので、取得しておいて損はありません。
そのほかの業界でも、お金に関わる業務での採用であれば試験官に好印象を与える可能性があり、そのような方面で再就職を考えているのであれば取得しておきたい資格といえるでしょう。
(4)FP資格を活かした副業ができる
セミナー開催や、相談を受ける対価としての報酬など、難易度の高いものもありますが、手軽なものはWebライティングです。
「クラウドワークス」や「ランサーズ 」といったクラウドソーシングでは、ライター(執筆者)を多く募集しているのですが、この案件の中にはお金に関するものも多くあります。
察しがつくかもしれませんが、FPの資格をとっておけば、そういった場面でも有効に働きます。
たとえば、自分のプロフィールに「FPの資格保有」と書いておくことで、お金に詳しいライターを探している人の目に止まり、結果的に受注に結びつくこともあるでしょう。
「家にいながら、お金の勉強をしつつ稼げる」といった仕事が期待できることも、主婦におすすめしたい理由の一つです。
FPの資格について
FPの資格には、国家資格と民間資格の2種類があります。
- 国家資格
- FP技能士3級
- FP技能士2級
- FP技能士1級
- 民間資格
- CFP
- AFP
この2種類についてどのように違うかということや、それぞれの難易度について解説します。
FP資格の難易度
難易度は「FP3級」が一番かんたんで、次いで「FP2級・AFP(同程度)」と難易度がアップし、「FP1級・CFP(同程度)」が最もむずかしいものとなっています。
3級の難易度は7〜8割合格できることから、そこまでむずかしくはないといえます。
ただし、勉強分野が広いので、甘くみていると不合格ということもあります。管理人が実際に勉強した時間は40時間ほどですので、ひとつの目安としてください。
国家資格と民間資格のちがい
国家資格であるFP技能士の試験は「日本FP協会」と「きんざい」のどちらでも受けることができます。
また、FP技能士の資格には有効期限がないので、一度取得してしまえば更新の必要はありません。
一方、民間資格であるAFP・CFPには資格の有効期限があり、資格認定後にも更新が必要になります。また、資格の更新には、日本FP協会が認める継続教育を受講しなければいけません。
更新の手間がかかる分、定期的に内容を思い出す+新しい制度などを覚えることができるため、合格したあとも知識を維持できることが特徴です。
AFPは、日本FP協会が認めるAFP認定研修を修了し、かつFP2級に合格、さらに所定期間内に日本FP協会に登録するというフローを踏みます。
最初からAFPの取得も目指したいということであれば、FP2級・AFPの講座がセットになった通信講座も存在するので、ぜひ検討してみてください。
CFPは、AFPを取ったあとに「CFP資格審査試験の合格 → CFPエントリー研修の修了 → CFPの登録」をすれば、晴れてCFPの資格が得られます。
「アピールできる資格」または「自分のために勉強する目標」としてFP資格を取得したい人であれば、国家資格のFP技能士を目指しましょう。
それとは違い、さらに「お金に関する知識を深めたい」、「仕事や再就職に活かしたい」ということであれば、民間資格のAFPやCFPを目指すといいでしょう。
FP試験の受験資格
ここではFP技能士の受験資格にだけ絞ってお話します。
まず、FP3級の受験資格についてはとくに制限はありません。FP協会・きんざいともに「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とされています。
また年齢制限も無く、たとえば高校生でも試験を受けようと思えば受けられます。
一方のFP2級資格は下記のように定められています。
受験資格のある人 | 必要なもの |
---|---|
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者 | AFP認定研修の受講者番号(13ケタ) |
3級FP技能検定の合格者 | 3級合格番号 |
FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 | 勤務先名と経験年数 |
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者 | 合格証書(合格を証明するもの)のコピーを添付 |
上記のどれかの資格をもっていればFP2級試験を受験することができます。基本的には、FP3級に合格した後にFP2級に挑戦する人がほとんどでしょう。
ただし、FP3級を飛ばしてFP2級を受験する技もありますので、興味があればご参考ください。
最初にお伝えしたとおり、FPは家計の総合アドバイザーということで、お金に関する幅広い知識が得られます。
私も受験してわかりましたが、FPの勉強をすると、普段過ごしているだけでは知り得ない知識を得ることができます。
生きていく上で「お金」は切っても切れない存在です。知っておいて損はないことばかりですので、主婦のみなさんこそFPの資格取得をおすすめしますよ♪