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FP技能士の資格は就職や転職に役立つのか?

FP技能士の資格は就職や転職に役立つのか?

企業の採用担当者はFPの資格をどう捉えるのか?

金融関連事業をおこなう会社に就職、もしくは転職したいという人が、面接を有利にするために取得されがちなFPの資格。

取得すること自体は自分にもプラスとなるので明確に「よい」といえるのですが、はたして就職・転職活動に役立つのでしょうか?そして役立つとすれば何級からなのでしょうか。

中小企業の採用を担当したこともある私の私見+金融関連会社の一般的に持つであろう印象を交えてお話していきます。

FP3級はあってないようなもの

さて、ほとんどの方が最初に取得を目指すFP3級。

私も取得するまでの勉強時間は40~50時間ほどかかった難易度ですが、正直なところ就職や転職に関していうとFP3級は「あってないようなもの」でしょう。

たかつき

言葉は悪いですが「あ、持ってるんだ。資格取得に向けて少し頑張ったんだね。」くらいに捉えられると思った方がいいでしょう。

もちろん無いよりはあった方がいいに決まっているのですが、一般の企業では数ある資格の1つとして、印象がほんの少しよくなるくらいのイメージです。

FPを活かせる職種(保険会社や金融機関など)であれば、自己研鑽の意味合いで評価される可能性はありますが、資格の難易度が低く取得している人も多いため、過度な期待はしない方がいいでしょう。

FP2級が評価の最低ラインだと思った方がいい

FP3級が「あってないようなもの」とお伝えしましたが、一般の企業では上級のFP2級もさほど印象は変わりません

「おーFP2級も取ったんだね。すごいがんばったね!」くらいに印象がよくなる程度です。

これで採用の方針がガラッと変わる…といったことは期待せずに、物事に対する姿勢をアピールできるくらいに思っておきましょう。

たかつき

ただし、FPを活かせる職種(保険会社や金融機関など)であれば、転職条件として「FP2級以上であること」や「FP2級以上の方歓迎」などと掲載している企業もあることから、FP3級よりは採用の手前で足切りされずにすむケースがあります。

そういった企業ではもちろん評価される資格ですし、FP2級は就職・転職に有利ともいえるでしょう。