FP試験の申し込み方法!手続き申請時の注意点や費用まとめ
まずはここから!FP試験の申し込み方法を把握しましょう!
FPの資格を取ろうと思って一番最初にすべきこと、それは勉強…ではなく、試験機関への申し込み方法を確認しておくことです。
これを間違うと受験ができないので、しっかりと把握をしておかなければいけません。このページでは、FP試験の申し込み方法について詳しく解説していきます。
まずは2種類ある試験機関を選ぼう!
FP試験の機関には下記の2団体があります。
- 日本FP協会
- きんざい
どちらで受けても資格自体の違いはありません。また、試験日程や受験料、学科試験もすべて同じものとなっています。
では何が違うのかというと「実技試験の科目」となります。実技試験の違いについては下記の記事でまとめましたのでご参考ください。
参考記事
実技試験の違いを把握して、どちらが自分に向いているかを決めたら、受験する試験機関に申請を出してきましょう。
管理人
日本FP協会での申し込み方
日本FP協会は2通りの申し込み方法があります。
①郵送での申し込み方法(日本FP協会)
日本FP協会に郵送で申し込む場合は、まず受験申請書を手に入れる必要があります。受験申請書がもらえる場所は下記の2通り。
- 書店・資格の学校など
- 協会への直接申し込み
書店・資格の学校などの一覧は、日本FP協会の公式ホームページで確認できます。近い場所があれば足を運んでみて、問い合わせてみるといいでしょう。
参考
書店・資格の学校などの一覧
日本FP協会公式ホームページ
新しいタブで開く
一方、協会への直接申し込みをする場合は、電話かWebで問い合わせます。
- 電話で問い合わせる場合(試験事務課)
- 03-5403-9890(9:00~17:30 土日・祝日を除く)
- Webで問い合わせる場合
- お問い合わせフォーム
受験申請書は在庫がなくなったら配布終了となってしまいますし、締切間近に受検申請書を請求してしまうと、申請期間の締切に間に合わない場合もあります。
どちらにしても、なるべく早く申し込むようにしましょう。配布時期は下記のページも参考にしてください。
受験申請書を手に入れたら、必要事項を記入して受験料を銀行で支払います。支払明細書を貼り付けたら、簡易書留で送って申請完了となります。
②インターネットでの申し込み方法(日本FP協会)
日本FP協会の公式ホームページから申し込むことができます。
FP3級かFP2級で受験する方を選び、必要事項を入力します。受験料の支払いは、クレジットカード支払いとコンビニ支払いの2つが選べます。
クレジットカード払いの場合は、その場で決済となるので問題ありませんが、コンビニ払いの場合は期日がありますので、期日前の支払い完了を忘れないようにしましょう。
きんざいでの申し込み方
きんざいでも、日本FP協会と同じく2通りの申し込み方法があります。
①郵送での申し込み方法(きんざい)
きんざいの公式ホームページからPDFファイルをダウンロードし、プリントアウトして郵送します。
電話やFAXでは受け付けていませんので気をつけてください(2020年8月現在)。
受験料を振り込み、受験料の振込金受取書、もしくは利用明細書を締切日までに事務局宛に送れば申請完了です。
②インターネットでの申し込み方法(きんざい)
きんざいの公式ホームページからオンラインで申し込みができます。
まずはページ下部の「ユーザーログイン」ボタンを押して、ユーザー登録をおこないます。
ユーザー登録が完了したら受験種目の登録に進みます。
- ユーザー登録
- 利用規約への同意
- メールアドレスの新規登録
- メールの到着確認
- 指定されたURLへアクセス
- 個人情報登録
- 必要に応じて過去の合格履歴登録(技能検定のみ)
- 受験種目登録
- 試験種類選択
- 受験申請に関する注意事項の確認
- 個人申請、団体申請の別を選択
- 受験種目・免除申請・受験地選択
- 受験資格確認(受験資格の必要な種目のみ)
- 受験書類等送付先入力
- 支払方法選択(団体一括請求の場合は除く)
指示に従って、入力をおこなえば申請完了となります。
受験手数料・費用はどれだけかかるのか
受験費用は日本FP協会・きんざいで変わりはありません。FP3級は合計で6,000円、FP2級は合計で8,700円がかかってきます。
学科の受験料 | 3,000円 |
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実技の受験料 | 3,000円 |
合計 | 6,000円 |
学科の受験料 | 4,200円 |
---|---|
実技の受験料 | 4,500円 |
合計 | 8,700円 |
もし試験に落ちてしまい、再度受験することになれば、また上記の費用がかかってきますので覚えておきましょう(一部合格の場合はその分の費用は免除されます)。
FP試験の受験資格について
FP3級については「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」であれば、誰でも受験ができます。
しかし、FP2級になると下記のような受験の条件があります。
受験資格のある人 | 必要なもの |
---|---|
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者 | AFP認定研修の受講者番号(13ケタ) |
3級FP技能検定の合格者 | 3級合格番号 |
FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 | 勤務先名と経験年数 |
厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者 | 合格証書(合格を証明するもの)のコピーを添付 |
受験料や受験資格の詳細は、下記のページもご参考ください。
「日本FP協会」と「きんざい」どちらを受験すればいいのか
申し込み方法はわかったけど、どちらで受けようか迷っている人もいらっしゃるでしょう。両者の違いはズバリ「実技試験の違い」です。学科試験の内容は変わりません。
きんざいの方が出題分野は少ないですが、その分、問われる知識の深度が深く頭を使う問題が多い傾向にあります。
逆に、日本FP協会は出題分野は広いものの、素直な問題が多い傾向です。
このあたりは知識量や好み、働きたい業界の関係もあるので、試験を受ける前に過去問をざっと眺めて、自分が解きやすいと感じた方を受ければよいかと思います。
もしそういったものがなく、一般的なものでよければ日本FP協会の「資産設計提案業務」、次点できんざいの「個人資産相談業務」をおすすめします。
さて、ここまでFP試験の申し込み方法についてまとめてきました。どちらで受験するかも大事ですが、何よりも大事なのは受験申請をしっかりとおこなうことです。
「ギリギリすぎて受験申請が間に合わなかった」というのはかなり悲しいので、あらかじめ申請の締切日や申請方法を確認しておきましょう!